施工事例
軽井沢に引っ越してくるために建てられた終の棲家 軽井沢町 Y様邸
子どもの頃から夏は軽井沢の別荘で過ごすことが当たり前だったY様とは、ご実家の別荘に出入りする過程で、親しいお付き合いが始まりました。ある時、ご自身の所有地に、終の棲家を建てたいとのご相談。私がまだ(株)創心を設立し2年目の事でした。
予算は限られ着工時期は未定。当時、毎日が建築の勉強中だったため、勉強を兼ねてプランニングさせて頂くことを条件に、末永いお付き合いが始まりました。着工までの数年間、時々、図面やお写真をお送りし、何度か東京まで打合せに伺う中で、安心して快適に暮らして頂ける住宅をご提案。
寒さ対策と、真冬でも水道凍結を気にすることなく出掛けられる構造にすることを重点的に提案。温暖な地域に住む方には気付きにくいポイントです。Y様の建物では1階を日常生活空間、2階をゲストルームと納戸にして、1階は床をフラットにすることに加え、脱衣場・トイレを含め室温のバリアフリーも実現しました。
また、冬季不在時は室内が冷え込まないよう、断熱性能・暖房空調を効率良く組合せ、水道の凍結防止帯ゼロも実現しました。伊藤テクノスの時代から水道凍結対策に苦心してきた中から編み出した軽井沢に暮らすための渾身の住宅となりました。